ニューイングランド地方には美しい景観の場所が数多くあり、いくつかの場所で観光列車が走っています。ホリデーシーズンに走るクリスマス列車、サンクスギビング列車などもあり、特に見どころが多いのが紅葉時期の Fall Foliage 観光列車です。

コンウェイ観光鉄道 (Conway Scenic Railroad) はニューハンプシャー州のノースコンウェイ (North Conway) 駅から運行していて、紅葉時期には Mountaineer が往復4〜5.5時間かけてニューイングランドの山をゆっくりと走ります。

2023年10月の三連休、中日の10月9日 (日曜日) に観光に行ってきました。

目次

列車から望む景観 Crawford Notch エリア

Crawford Notchのエリアに入ったあたりで右側に大きな景色が見えて、山々の木々が色づいているのが見えてきます。

2023年10月の三連休は少し早めだったのか、緑色の木々も見えつつ赤く色が変わった部分も見て取れます。

Conway Scenic Railroad 景観
Conway Scenic Railroad 景観

ズームしてみるとさらに良く色が変わっているのが見えます。この翌週だともっと綺麗だったのかな?なんて思います。ベストタイミングを狙うのは難しいですね。

Conway Scenic Railroad 景観
Conway Scenic Railroad 景観

さらに列車は北上し、壮大な山々に囲まれた川沿いの色づいた木々に癒されます。

Crawford Notch駅にて休憩

Crawford Notch 駅に到着すると乗客は下車して休憩できます。先頭車両まで行くと列車の全体が撮影できますよ。

Mountaineer at Crawford Notch
Mountaineer at Crawford Notch

ここが唯一の休憩場所なのでトイレは利用しておいた方が良いです。

Crawford Notch Station
Crawford Notch Station

往復で異なる景観が楽しめる列車からの風景

他にもたくさん綺麗な景色を見ることができます。往路も復路も楽しむことができますよ。

Mountaineer Scenic
Mountaineer Scenic
Mountaineer Scenic River
Mountaineer Scenic River
Mountaineer Scenic River
Mountaineer Scenic River
Scenic Foliage with Rocks
Scenic Foliage with Rocks
Mountaineer Going Through Bridge
Mountaineer Going Through Bridge

途中、ハイキングをしている人や列車の撮影を楽しんでいる人々も見かけます。

Mountaineer Scenic Rocks and People
Mountaineer Scenic Rocks and People

Mountaineer車両と座席

列車の車両ごとに外装・内装異なります。乗車時の楽しみですね。私たちが乗車した Carolle P Reed (CPR) はえんじ色のこのような車両でした。

Carolle P Reed Seat
Carolle P Reed Seat

外装は緑色を基調としたデザインでした。他の車両もこの色のデザインがありました。

Carolle P Reed
Carolle P Reed
Hattie Evans
Hattie Evans

ドーム座席のついている車両は2台ありました。

Rhonda Lee
Rhonda Lee
CSRX 310
CSRX 310

最後尾についていたのは Hurricane Mountain という車両でした。

Hurricane Mountain
Hurricane Mountain
Hurricane Mountain End
Hurricane Mountain End

ドーム席に向かうことができる車両の一階席はこんな感じになっていました。

Mountaineer Lower Deck Seat
Mountaineer Lower Deck Seat

マウンテイニアー紅葉列車ルート

列車の運行ルートはノースコンウェイ駅か始まり、北上していきます。Crawford Notch駅に到着後しばらく休憩し、その後そのまま北上しBretton Woodsまで進みます。そこで一時停止した後に先頭車両のみ連結解除の上引き返すために反対側に移動します。その上で、今度は南下し続けます。

この連結解除、再連結が終了した後に Conway Scenic Railraod Tradition に則って左右の乗客の座席位置を交代し、往路へと切り替わります。これについてはまた後述します。

この日は Crawford Notch で乗り遅れた人がいたため、Bretton Woods から戻った後に改めて Crawford Notch で停車し、その人を乗車させた上で往路の観光が始まりました。

反対側の座席から別の景色を楽しみながら出発駅の North Conway 駅を目指しました。

North Conway Station
North Conway Station

食事

この観光列車は 11:30 から 16:15 までを予定されていて、私たちが乗車した時は大幅に遅れることはなく16:30ごろに到着しました。

そしてこの観光列車には食事のプログラムが含まれていないので、列車内で販売されているものを買うか、持ってくる必要があります。列車内で購入する場合タイミングが悪いとかなり待つことになります。食べやすいサンドイッチか何かを持ってきた方がいいかもしれませんね。私たちはパンとスナックを持って行きましたが、もうちょっと十分に食べられるくらいの量があっても良かったかなと思いました。

乗車当日のノースコンウェイ駅

多くのお客様が乗車するため、当日朝の混み具合など心配しましたが、駐車場はそこそこありそうでした。私たちは少し早めに現地に入り、駅の線路を超えたすぐの場所に駐車できましたが、遅くなるとかなり奥の方に停めることになったように思います。駅のロータリーのあたりにも駐車できそうでしたが、いずれにせよ早めにきて駐車場を確保し、近くのお店を観光するなどの計画をした方が良いと思います。

11時頃になると列ができ、乗客が並び始めます。特に列車の座席種類ごとにわかれたりはしなかったので、早くきた順に自分の座席につけるようです。特にコーチクラスにした場合は座席が事前指定ではないので、早めの方が良いかもしれませんね。

列車チケット予約

紅葉列車のチケットは6月頃に販売開始されます。コーチ、ファーストクラス、ドームクラスの3種類があり、特に上も見渡せるドームクラスは人気なのでもし希望の日程、座席がある場合には早めの予約がオススメです。

ファーストクラスはネット予約時に座席指定ができます。私たちは往路進行方向に向かって右側、谷側がよく見える景観の良い座席を確保したかったので、Carrol P Reed (CPR) の向かい合わせの4席を押さえました。

予約の座席マップは右側が進行方向になるようです。よって画面下側の座席を予約して乗車したところ景観の良い座席を抑えることができました。

ちなみにこの座席は Simply Train の YouTube を見て決めました。

もしかしたら繁忙期だけなのかもしれませんが、Conway Scenic Railroad Tradition (恒例) で、往路は購入した座席、復路は通路を挟んだグループと座席を交代するとのアナウンスがあり、往路出発前に座席の交代をしました。よって、景観が良い方向が予約できなくても往路に楽しむことができると思います。

最後に

紅葉観光列車は一年前に乗車したウィニペソーキー観光鉄道についで2回目の体験でした。食事を工夫する必要があるなどの考慮点がありますが、4〜5時間のゆっくりとした雄大な観光で楽しむことができました。どちらもオススメですので、希望日程で座席が取れる方を予約することをオススメします。

また10月3連休の州は混み合って近隣ホテルも高騰するため、ポイントなどで早めにうまく抑えるなどしておいた方が良いと思います。

Conway Scenic Railroad