JetBlueフライトの良いところのひとつに、Non-Refundableチケットでもキャンセルするとクレジットカードで支払った金額部分がTravel Bankというクレジットに戻される点があります。現金では戻ってはきませんが、支払った分がチケットを購入した日から1年間有効なクレジットとして戻ってくるので、気軽に予約できますよね!

この仕組みを使って、予約したチケットが安くなったりした時や、ポイントで一度取ったものをキャッシュで書い直したり、よくやってます。

先日もチケットが安くなってたのとステータスに近づきたいためにポイント予約をキャンセルし、Travel Bankに全額分戻ったクレジットと追加をカードで購入しました。

ただし、これはアメリカ国内線のみの話だったんです。インターナショナルフライト、つまりアメリカ国内とカリブ海諸国や欧州間で渡航するフライトの場合は同じ条件ではありません!一部の金額が一切戻ってこないんです。

よくやっている癖のせいで大失敗しました (涙)。

結論から言うと、インターナショナルフライトはチケット取り直しのためのキャンセルしないようにしましょう。チケットが安くなってたとしても、大幅なセールでない限り損をします。

目次

キャンセル時にカード払い全額がクレジットに戻らない!

国際線で発生する一部の税

空港の出国税や入国税などは渡航国に対して事前に支払うもののため、一度支払うと戻ってこないようです。つまり、チケットを発行するとこの部分は戻ってこない部分になります。

米国内での渡航の時にはそもそも出国税や入国税のようなものはないので、この条件は適用されないのですがインターナショナルの場合で事前に空港税を支払う場合にはこれが戻ってきません。

例えばドミニカ共和国から出国するフライトは以下のように $19.80 のTransportation Taxがかかります。ここが戻りません。

プンタカナ→サン・ファン路線明細
プンタカナ→サン・ファン路線明細

ここを知らなかったために、キャンセルをしたことでこの金額分を失いました。

他の国は未確認ですが、恐らく似たような空港税(出国・入国)があり、その部分は戻ってこないと想定しています。

ドミニカ共和国路線をキャンセルして ~$20/人 の損失

プンタカナ→サンファンのチケットをポイントでとってました。そのフライトのポイント数が一人当たり8,500ポイントから8,300ポイントに減額になったんです。200ポイント x 3人で合計600ポイント。気にしなくても良いレベルかもしれませんが、いつもの方法で負担なしで戻ってくるならとやってしまいました。

  • キャンセルしても現金支払い分は全額クレジットとして戻る
  • 600ポイントを将来利用できる

これが失敗でした。

購入時のキャッシュ支払い : $274.95 ($91.65 x 3)

プンタカナ→サンファン路線ポイント購入
プンタカナ→サンファン路線ポイント購入

キャンセル時のクレジットリファンド: $215.55 ($71.85 * 3)

JetBlue Travel Bank リファンド
JetBlue Travel Bank リファンド
$274.95 - $215.55 = $59.40

ドミニカ共和国ペソと米国ドルとの為替レートの関係で$60との差額も出ていますが、実際にクレジットに戻ってこなかったのがTransportation Taxの部分になります。

チケット再購入

そもそも行けなくなったためのキャンセルではなかったので、チケットは買い直す必要があるんですよね。悔しいけど。でもやってしまったものは仕方がない。Travel Bankのクレジットも使って予約をしようとすすめました。

ポイント航空券にTravel Bankは使えない

ここも盲点でした。キャンセル時にTravel Bankにリファンドされたクレジットを使えば良いと思っていたのですが、実はポイントチケットの時にはTravel Bankは使えないようで、カード決済しか方法がありませんでした。

Travel Bankは利用できないポイント航空券購入画面
Travel Bankは利用できないポイント航空券購入画面

ということで、消費ポイントが8,500ポイントから8,300ポイントと減って200お得になったけど、その引き換えに一人20ドル損失を計上してしまいました。200ポイントを20ドルで買ったのと同じだけど、1ポイント = 10¢ 計算でめっちゃ割高な購入になっちゃいました。涙

まとめ

JetBlueチケット購入後に航空券が安くなったり、ポイント数が少なくなった場合に買い直してセーブすることが可能ですが、国際線は空港出国税が戻ってこないなどのデメリットがあるので気軽にしたらダメだったというのを痛みとともに学びました。

米国国内線の場合はこれでお金を浮かせられるので今後もやると思いますが、Blue Basicの場合はTravel Bankへのクレジット返却が無かったと思うのでここも注意してください。

またその時のJetBlueの方針によってルールが変わるかもしれないので、チケット種別ごとのTerms & Conditionを読むのが一番です。

また、JetBlueはチャットがあるので、安いのを見つけた時はまずはチャットで問い合わせるのが一番かもしれませんね。無駄なキャンセルをしてお金を失わないようにしてくださいね。

後日談: 再キャンセル時に全額が Travel Bank に

数ヶ月経過しました。その後、対象のフライトが実は $110.00 から $59.00 に値下がりし、加えて Transportation Tax も $19.80 から $10.60 に値下がりしたんです。総額で $60.20 の値下げ。

プンタ・カナ→サン・ファン 航空券代金 (2024年3月7日)

これは悔しいので、$19.80 が戻らなかったとしてもポイントではなくて現金で書い直すべきだ!とキャンセル手続きに進んだところ…なんと、今回は全額が Travel Bank と JetBlue Point に戻ってきました。

PUJ → SJU キャンセル明細

ただこの手続き、オンラインで最後まで完了していなかったみたいでチャットでマニュアル処理をしてもらう必要がありました。無事手続きは完了して、この明細通りの金額が戻されました。

では最初の $19.80 が戻ってこなかったのはなんで?と思って会話をしたところ、本来はこの Transportation Tax は返金されないんだけど、今回はマニュアル処理でそれも含めて返金することができたとのこと。なんだか腑に落ちませんが、最初の $19.80 x 人数は勉強代として受け入れることにして今回は安いチケットに変更できたということで良しとします。

キャンセル時の明細と支払額を確認しましょう

あらためての教訓ですが、今回は無事全額戻って良かったものの、他にも戻ってこないケースがあるかもしれません。キャンセル時の明細と、支払い時の明細はそれぞれキープしておくことをオススメします。