米国から日本への特典航空券を購入する場合、JAL、ANAの日系航空会社のマイルで取る方法もありますが、アメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空、ハワイアン航空、アラスカ航空、エアカナダなどのマイルを使っての渡航も可能です。加えてアライアンス特典航空券としてJALやANAのフライトを別の航空会社のマイルで取ることもできますね。特に北米系航空会社を利用した場合は燃料サーチャージがかからないのでコスト的にもお得に飛べます。
ここではアメリカン航空のマイルを使ってJALの特典航空券を取得する場合の必要マイル数と実際に購入した内容についてまとめます。
目次
エコノミー特典航空券 35,000マイル〜
特典航空券の日本便は、AA運行便とJAL運行便が出てきます。必要マイルは少ない時で片道35,000マイルとリーズナブルに購入できるので、限られたマイルで複数回日本に行きたい場合にはエコノミークラスの特典航空券は良いと思います。
プレミアムエコノミー特典航空券 45,000マイル〜
プレミアムエコノミーは安い時は45,000マイルで取ることができます。アメリカン航空の乗継便のケースもあれば、JAL直行便のボストン成田便のプレミアムエコノミーが解放されることもあります。
ビジネスクラス特典航空券 60,000マイル〜
アメリカン航空はマイル変動型なので100,000マイル以上必要なことが多くありますが、タイミングよく解放されたのをつかむと60,000マイルでビジネスクラス片道を取ることができます。
60Kマイルのビジネスクラスはアメリカン航空運行便の乗継便のケースと、JALのボストン成田直行便の場合があります。
乗継便の場合は経由地で一泊する便の場合もあるので注意しましょう。
ファーストクラス特典航空券 80,000マイル〜
アメリカン航空はたまにファーストクラスの特典航空券を80Kマイルで解放することがあるみたいです。渡航可能な日程であれば、これを見つけたら抑えてしまうのが賢いかもしれません。
この時のフライトはシカゴ乗り換えの羽田行きでした。ボストン→シカゴ便はアメリカン航空運行、シカゴ→羽田便はJAL運行の特典航空券でした。ファーストクラスを80Kで乗れるなら乗り換え便でも乗ってみたいですよね!
燃料サーチャージ、諸経費、税金
アメリカン航空で特典航空券を購入する場合、燃料サーチャージがかからないので諸経費と税金のみの支払いになるので支払う費用がかなり抑えられます。
ボストン→成田は調べた限り路線に限らず$5.60でした。ただし、経由便で経由地で日を跨ぐ場合にはこの倍の$11.20でした。
日本→ボストンは路線によって異なるようですが、$42.60〜$52.50の範囲が出てきました。それでも他の航空会社で買うよりも安いのでアメリカン航空で特典航空券が手配できる場合はとても良いですよね。
キャンセルは?
このアメリカン航空の特典航空券のさらに良いところですが、キャンセルも可能で、諸経費もマイルも全て戻ってくるところです。
渡航を計画している日程で特典航空券が出てきたら抑えてしまいましょう。
特典航空券は片道と往復どちらが良いか?
個人的には片道ずつ特典航空券を購入する方が良いと思います。理由はそれぞれの経路で予定を確認し、変更したい際には往路のみ、復路のみの新しい特典航空券を購入し、既存の方をキャンセルすれば良いからです。往復で購入していると、往路・復路の維持したい方のフライトの特典航空券が残っていない場合があります。乗り継ぎを別々に購入するわけではないので、片道だけで購入しておいた方が賢いですよね。
往路をJAL直行便のエコノミーで、復路をJAL直行便のビジネスで特典購入券を購入
このリサーチを続けて往路はJAL7便のボストン成田直行便のエコノミークラスを、復路はJAL8便の成田ボストン直行便のビジネスクラスを両方とも特典航空券で日本の旅をしてきました。
フライト | 日付 | AAマイル | 諸経費 |
JL7 | 2024/11/22 | 35,000 | $5.60 |
JL8 | 2024/12/21 | 60,000 | $42.60 |
95,000 | $48.20 |
アメリカン航空のマイルで航空券を購入したので、預け荷物の制限についてはアメリカン航空側のルールに従うものと思っていましたが、JALマイレージバンクの保有ステータスに準拠するようでした。ステータスによっては通常の2個の無料預け荷物 (ビジネスの場合は3個) に1つ無料枠が加わるので、確認しておくと良いと思います。
まとめ
JALの特典航空券はブリティッシュエアウェイズ、イベリア航空などのマイルでも取ることができますがマイル数がもう少し必要なのと、諸経費も少し高くなります。アメリカン航空はポイント交換で取得できないので貯めにくい性質はありますが、もしマイルを保有していて特典航空券の枠が空いた時にはうまく利用すると良いフリクエントフライヤープログラム (FPP) だと思います。
ちなみにJALのマイルで特典航空券を取った場合、エコノミークラスは25,000マイル、ビジネスクラスは50,000マイルとアメリカン航空よりも少ないマイルで購入することができますが、燃料サーチャージがかかるのでコスト負担が高くなります。
こまめなリサーチが必要ですが、うまく特典航空券を見つけて旅をしてください。