フィラデルフィアから西へ2時間程度走ったところにランカスター (Lancaster, PA) という街がある。ここはアーミッシュが居住しているエリアで、現在も教育なども含めてアーミッシュ様式に習った生活をしている。このエリアは米国の他の街とは異色な趣のある街で、是非いろんな人に訪問してもらいたいと思った場所。私たちは短くて十分だろうと1泊2日で訪問したが、2泊3日はした方がよかったと思ったことを先に伝えておきたい。
2021年8月9日と10日、パンデミックのため長距離の飛行機移動が難しい状況だったため、夏休みロードトリップでランカスターを訪問しました。
目次
アーミッシュ村観光
アーミッシュについてはほとんど基礎知識がなく、せっかくなのでガイドさんからも話を聞けることから生活エリアとお店を回るアーミッシュファームツアーに参加。いくつかコースがある中で一番定番の2時間コースを選択。短時間ながら色々知ることができた。
アーミッシュは男性、女性、大人、子供で服装やスタイルが決まっていて、髭のルールもある。そして近代文明に頼らない昔ながらの生活をしている。そのため洗濯は手洗いで、服はロープにつるして天日干しをする。電気も使わないため電気洗濯機はないが、手動の洗濯機はあるような話を聞いた。
また自動車も近代文明のため使わないため、移動は馬車。ツアー中にも多く見かけた。またキックボードのような漕ぐことができない、足で地面をけって乗る自転車のようなものも利用する。
自分でただドライブして観光することも考えたけれど、勝手もわからないしエリアも全部回れなかっただろうから、このツアーは満足できた。
The Amish Farm and Houseツアー
参加したツアーは The Amish Farm and House。他にもツアー会社があるので、そちらでも似たような体験ができると思う。このツアーではその時によって経由するお店が異なるようだが、今回は「Bird in Hand Bakeshop」「Lantz Homestead」ともう一箇所の合計三箇所で休憩と買い物をした。
この観光ツアーはマイクロバスで移動するが、その出発エリアはどのような建物で、部屋の中や学校がどのようになっているかなどの見学をすることができるようになっている。ここをツアー前か後に見学すると知らない体験をすることができて面白かった。
アーミッシュとメノナイト
ちなみにアーミッシュに似た生活様式のメノナイトもこのエリアに住んでいる。アーミッシュは電気や近代文明の「便利なもの、楽をするもの」は利用しない生活をしていて、それに該当するものが必要な場合にはそのエリアの長 (教祖?) の許可を得る必要がある。それに対してメノナイトは似ている生活を送りながらも緩やかなルールで生活をしているため様々な道具を利用しているらしい。
詳しくはネット検索すると色々情報が出てくるし、より深く理解したい人は文献などをあたることをオススメします。
アーミッシュ・メノナイト宿泊体験
今回、宿泊する計画が遅く、また1泊だけだったため宿泊は見送ったけれど2泊以上の計画で訪問される場合はそれも検討してみると良いと思う。アーミッシュスタイルで朝ご飯を作ってくれる宿などもある。
また行くことがあれば、次は宿泊する計画を早めに立てます。
ランカスター観光
ランカスターエリアはアーミッシュだけでなく以下の観光も楽しめる。火曜日を含めた2泊3日でのツアーを強くオススメします!
- Root’s Country Market & Auction – 毎週火曜日開催
- Strasburg Rail Road – 蒸気機関車
- Kitchen Kettle Village
ツアー
アーミッシュ村ツアーは複数のガイド業者が催行していますが、私たちは Amish Farm and House を利用しました。